坐骨神経痛で腰の牽引は止めてください!
大阪府池田市箕面市の境にある『あらまき鍼灸整骨院』です。今回は坐骨神経痛に腰の牽引治療が有効なのかどうか書いていきます。
まず坐骨神経痛とは、
腰からお尻の痛み、足のしびれなどの症状の事です。
腰椎仙椎から出る坐骨神経に沿って痛みやシビレが出るので座骨神経痛と言われます。
原因としては、腰椎分離症・すべり症、腰部脊柱管狭窄症、腰部椎間板ヘルニア、梨状筋症候群など、いろんなパターンがあります。
整形外科や整骨院などで坐骨神経痛の治療といえば、腰の牽引をする事が多いです。
坐骨神経痛に腰の牽引は効くのか?
坐骨神経痛なら腰の牽引をしとこっかって、お約束の流れ的な感覚で牽引を指示する整形外科医や治療家が多いです。
脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアを40㎏前後の力で牽引をしたとして、脊柱管狭窄が広がるはずないし椎間板ヘルニアが引っ込むこともありません。
梨状筋症候群に関してはお尻の筋肉なので腰を引っ張っただけでは改善は見込めません。
むしろ腰の牽引は危険!
腰の牽引は危険性もあること知っていてください。
牽引をして症状が悪化するケースも少なくありません。
坐骨神経痛の原因は、さきほども書きましたが様々なケースがあります。
私の経験則上ですが臨床で多いのは、坐骨神経を腰部と臀部、太ももの裏やふくらはぎの深部筋が複数個所で締め付けているケースです。
腰だけに原因がある場合は牽引も効果が出る時もあるかもしれませんが、そんなケースはむしろ稀だと思います。
なぜ坐骨神経痛が悪化するのか!
腰の牽引をすることで、腰部で神経を締め付けている筋肉がスパズムといって痙攣を引き起こすと、神経の締め付けが余計に強くなり症状が悪化する場合もあります。
牽引治療の効果とリスクを天秤に掛けたときに、私なら牽引治療は選びません。症状が強ければ強いほど選択はしないです。
もしあなたが腰の牽引を続けているのに症状が改善しない場合は、やめるのも一つの選択だと思います。
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